端末を起動させる。
電源管理プログラム tlp をインストールする。
$ sudo apt install powertop tlp tlp-rdw
powertop を起動させる。
$ sudo powertop
タブキーで表示情報を切り替え、Esc キーで終了する。
Overview
タブ: 現在の消費電力を表示
Tunables
タブ: 少電力の設定
powertop で少電力の設定が可能だが、再起動するとこれらの設定は消えてしまう。
後述する tlp は、一部のオプションについて再起動後も自動で有効化してくれるプログラムである。
tlp を起動させる。
$ sudo systemctl start tlp
PC 起動時に自動的に起動するように設定する。
$ sudo systemctl enable tlp
これで、一部の少電力設定が有効になる。
自動で起動しないようにするには以下のコマンドを実行する。
$ sudo systemctl disable tlp
バッテリーの充電・放電の閾値を設定する (ThinkPad のみ) ため、エディタで /etc/tlp.conf
を編集する (他のサイトでは /etc/default/tlp
を紹介しているが、少なくとも Ubuntu 20.04 / LinuxMint 20 では /etc/tlp.conf
に変更されている)。
以下の項目の値を編集する。
START_CHARGE_THRESH_BAT0
: 充電し始める閾値
STOP_CHARGE_THRESH_BAT0
: 充電を止める閾値
リチウムイオンバッテリーは、0%、100% の充電状態にすることはバッテリーの寿命を縮めてしまうため、PC の使用条件に合わせて変更すると良い (設定していない場合は 96%〜100%)。
なお、ここで設定しても以下のコマンドを実行することで、一時的に上記設定を無視してフル充電することができる (再起動すると設定した閾値に戻る)。
$ sudo tlp fullcharge
バッテリーの状態は以下のコマンドで確認することができる。
$ sudo tlp-stat -b
設定を適用する。
$ sudo systemctl restart tlp
バッテリーの充電・放電の閾値が有効にならない場合